日本初の試み 高校生対象のメディカルラリー


 
2017.9.25.(月)

三重県の南部に位置する御浜町。高齢化率は約40%で、南海トラフ巨大地震の被害想定では、最大震度7、地震発生後約10分で最大16メートルの津波が予想されています。

そんな中、災害などに備えようと紀南病院では「高校生が参加する『メディカルラリー甲子園』」を行っています。
「メディカルラリー」とは、救命救急に携わる医療チームが、災害や救急など想定現場で医療技術を競うもので、多くの医療機関で行われていますが、高校生を対象にしたものは全国初。2日間の日程で行われ、初日は心肺蘇生法や救助方法など実践を交えて学び、翌日4人1組で、南海トラフ地震の発生など5つの想定現場で対応を競いました。

このうち、地震によって倒壊している建物の中に子どもがいるのを発見したチームは、建物の中に入り救助しました。その後、消防隊員から「建物が倒れてこないか安全を確認することが大切」とアドバイスを受けていました。客観的に現場をとらえる難しさ、そして瞬時に適切な判断をすることの大切さを学んだようでした。

今回参加した高校生は、将来、医師や看護師など医療現場で働くことを目指しています。高校生からは「命の重さや、医療従事者からの言葉の重さについて考える機会になった」「最終的には地元に戻ってきて、この地域を守りたい」といった声が聞かれました。

高校生のメディカルラリーを発案したのは、紀南病院に勤める森本真之助医師(30歳)。10年後、災害に対応できる人材を育てようと去年から始めました。
地域を盛り上げる発想や若い力。今後も注目していきたいと思います。
記事URL|投稿者:川田真梨子

デスク席から(38)「広島で…」


 
2017.9.15.(金)

 8月下旬、広島を訪ねました。

 広島を訪れたのは3度目。大学時代に同じ寮で暮らす友人と訪ねたのが初回で、2回目は平成8年に伊賀市の中学校の修学旅行を同行取材した時。

 それから21年ぶりに訪れた広島は、少し変わっていました。
平和記念資料館で目立っていたのは、アメリカ人を含む外国人の姿。昨年、オバマ大統領(当時)が広島を訪問した影響もあるのでしょうか。

 とにかく、これだけ様々な国籍の人たちが「ヒロシマ」を訪れていることに感動を覚えました。
 一方、こんなことも考えました。ここに立つ人々は、時代が違えば、敵味方になって戦っていたのかもしれない、と。でも、今ここで、「8月6日」に向かい合っている…おそらく同じ思いを持ちながら…。

 ヒロシマは、多くの人たちに訪ねてほしい場所です。

1


2
記事URL|投稿者:小川秀幸