デスク席から(25)「二百年の節目 ことしも開催!」



カテゴリー:デスク席から
2016.9.5.(月)

最初に開催させてもらってから12年が経ちました。落語会「文治まつり」のことです。初回は2004年11月29日、入場無料で開催しました。
「文治って何?」と思われる方もいると思いますが、文治とは落語家の名前です。正確には、初代桂文治(1774〜1816)。江戸時代に上方で活躍した落語家で、現在「桂」を名乗って活躍する落語家約180人のルーツにあたる人です。当時、大道芸の形で演じられていた落語を現在のような寄席形式で演じた最初の人と言われていて、落語にお囃子を入れた「芝居噺」なども得意としました。初代文治が作った噺は本になって大いに売れ、そのネタは現在も数多く演じられています。
「文治さんと三重との関わり」を知りたい方も多いでしょう。実は初代文治は、旅興行で訪れた宿場町・四日市で亡くなったのです。それが1816年の11月29日。それから二百年が経ちました。
文治まつり」を発案したのは、関西演芸協会会長の桂福団治さんと、林家染弥(現・菊丸)さん。いずれも三重県出身です。それに加えるとすれば、三重テレビの落語好きスタッフか。四日市で亡くなった偉人を同業の落語家さんが称えようという試みです。
それから毎年(原則)秋に開催。2回目からは、四日市市出身の桂二乗さんも加わってくれました。
今年は初代文治没後二百年の年。「文治まつり」の開催は13回目を迎え、11月26日(土)午後2時から、四日市市文化会館で開催。三重県出身の3人に加えて豪華なゲストも名人芸を披露してくれます。
桂ざこばさんと桂文珍さんです。
ざこばさんは、味のある噺で人気を博しているほか、大阪市内に寄席「動楽亭」を開設するなど落語文化の発展・普及に力を注いでいます。
また文珍さんは、なんばグランド花月をはじめ各地で独演会の開催を続け、古典・創作とも高い評価を得ています。
春団治、米朝、先代文枝という各一門の大御所が三重に揃うのは珍しいことではないでしょうか。

落語って面白いものです。
舞台が現在ではなかったりストーリーをイメージしたりと、漫才やコントに比べるととっつきにくい面があるかもしれません。
ただ、話芸と少しの小道具(扇子や手拭など)で笑いや人情、様々な人々、季節感、時の移り変わり、森羅万象を表現する芸は、日本ならではではないでしょうか。
三重に関わり深い落語会で、名人が披露する芸に触れてみませんか。

詳細はコチラから
第13回文治まつり
2016年11月26日(土) 13時00分開場/14時00分開演

1
桂福團治さん

2
桂ざこばさん

3
桂文珍さん

4
林家菊丸さん


記事URL | 投稿者:小川秀幸|コメント(0)