デスク席から(28)「没後二百年の催し 盛大に」



カテゴリー:デスク席から
2016.12.12.(月)

 今回も「節目」の話題です。
 今年は、三重にゆかりある方の「没後二百年」。その人は、四日市で亡くなった落語家・初代桂文治さんです。大道芸に近かった落語を、現在のような「寄席」形式で演じた最初の人と言われています。
 三重テレビでは、初代文治の功績を称えようと、北勢地方出身の噺家さんとともに2004年から落語会「文治まつり」を開催。13回続いてきました。
 これまで様々な趣向で楽しんでもらいました。初代文治に関するトークや上方落語にはつきもののお囃子を紹介するコーナー、大喜利、リクエスト落語、そして前田憲司さんにお力添え頂き、文治に関する展示も。収益の一部を使って、初代文治のお墓に、功績を説明する碑も建てました。
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(展示に見入るひとたち)

 今年は、文治の命日(11月29日)に近い11月26日に四日市市文化会館で開催しました。
 出演したのは、桂福団治さん、林家菊丸さん、桂二乗さんというレギュラーメンバーに加え、桂ざこばさん、桂文珍さん。
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(口上に並ぶ出演者)

 大阪には桂が三派あります。米朝一門、春団治一門、先代文枝一門。その三つの一門の重鎮が顔を揃えてくれました。
 出演者が勢揃いする口上のあと、二乗さんが「子ほめ」で盛り上げ、菊丸さんが「禁酒関所」で会場を沸かせます。そして、ざこばさんの熱演「笠碁」で中入り。
(休憩)
 後半は、文珍さんが創作落語「憧れのホーム」で爆笑を誘い、トリの福団治さんが「井戸の茶碗」で力強く締めくくりました。
 没後二百年の節目の催しは、大勢の皆さんが笑顔で帰っていかれました。初代文治さんもきっと喜んでくれていることでしょう。
 初回から関わらせてもらっている私も、感動を覚えました。

 なお、この催しの一部は、12月15日(木)午後6時〜の「とってもワクドキ!」で放送する予定です。




記事URL | 投稿者:小川秀幸|コメント(0)