6月開講です!


一色 克美
2010.6.7.(月)

新規採用された各局のアナウンサーたちが、ぼちぼち画面に登場する時期になってきました。
あれこれと思い出します。僕が初めてニュースを読んだ、いわゆる「初鳴き」は、1998年の3月3日でした。秋に入社したので変則的な時期になってしまいましたが、この日の緊張は忘れられません。リハーサルでは、お辞儀すら失敗してしまう有様でした。その後、ワイドニュースを初めて担当した時には、本番直前に先輩から「さて、お手並み拝見」と言われ、ガチガチになったことを覚えています。緊張をほぐそうとした一言が、余計にプレッシャーになったわけです。

そんな僕が、今では教える側の立場になりました。三重テレビとレディオキューブが開いている「T&Fアナウンスアカデミー」の講師です。これまで、人に教えるという経験がなかったので、はじめは手探り状態だったことは否めないのですが、これまでのところ、受講生のみなさんの熱意にも助けられて、なんとか講師としても一緒に成長できている気がしています。6月からの第6期開講に向け、現在、受講生を募集しています。実技を中心に、自分に伝えられるものは、なるべくたくさん伝えたいと意気込んでいますので、皆さんの参加をお待ちしています。

ところで、アナウンス講座というと、アナウンサーやレポーターを目指す人たちが受講しているように思われるかもしれませんが、これまでの受講生には実に様々な動機の人がいました。お客さんとの会話に磨きをかけたいという接客業の人、しっかりとした発声を学びたいという市民劇団の役者さん。もちろん、アナウンサーを目指す学生さんも多いですし、かつてアナウンサーに憧れたという社会人の方もいました。
僕がこれまでに担当したのは、ナレーションや朗読といった分野だったのですが、これはある意味で僕も勉強になりました。子育てを終えて受講した女性が、童話の朗読をしたのですが、これがうまいのなんの。さぞかしたくさんの本を子供さんに読んであげたんだろうなぁと想像しました。
また、人前で話すのが苦手なので、克服したいという人もいました。講座では、十数人の受講生が、毎週顔を合わせます。知らない人どうしで恥ずかしさもあるでしょうが、授業での発表では、必ず大きな声を出すことになります。半年間の講座を終えた時には、人前でうまくしゃべれないという苦手意識を克服しただけでなく、仲間もできたと話してくれました。
アカデミーを修了した人の中には、まだ多くはありませんが、放送の世界で仕事をしている人もいます。現場や放送で、顔を見たり声を聞いたりするたびに、頑張ってほしいなぁと思っています。

ふと、思い出します。授業の最初に僕が必ず言うひとこと、「テレビやラジオは教科書です。お手本にしましょう」という言葉。改めて考えると、少し首筋が寒くなります。「いいお手本も、反面教師にするお手本もありますので・・・」と続けるのですが、はたして僕が読んだ今夜のニュースは、どちらのお手本だったでしょうか?

いずれにせよ、講座の締め切りはまもなくです。関心のある方は、どうぞお問い合わせ下さい。

T&Fアナウンスアカデミー
記事URL| 投稿者:一色 克美

この記事へのコメント


コメントをどうぞ











[ 注 意 ]
・コメントは三重テレビで内容を確認の上、掲載されます。
 投稿後、すぐには掲載されませんのであらかじめご了承下さい。
・告知・勧誘・広告はご遠慮下さい。
・第三者への誹謗・中傷を含むコメントは禁止します。
・その他、不適切と思われるコメントは掲載いたしません。
・コメント欄の情報については三重テレビが責任を負うものといたしません。

 以上の注意点をご理解した上で投稿をお願いします